開店1周年を迎えたレストランFLYING HONUについてご紹介いたします。
・子連れは何歳から楽しめる?
・どういう流れ?
レストランFLYING HONUって何?
空飛ぶウミガメを意味する「FLYING HONU」の愛称で親しまれる全日空ANAが誇る
世界最大の旅客機に搭乗し、機内食や機内見学を楽しむことができるイベントが「レストランFLYING HONU」です。
2022年の開催日は4月17日、5月1日、5月22日と残すところあと1日となりました。
ただし、追加日程など発表される可能性もあります。
機内で国際線機内食の食事を楽しめるほか、駐機した機体の機内を余すことなく見学することができ、
さらにはファーストクラスやビジネスクラスなどの座席体験もすることができます。
日本人でハワイを訪れた方は2019年は156万人近くにのぼり、
日本人の約8人に1人はハワイを訪れている計算になりますが、
世相を反映して、ここ数年はハワイを訪れること自体が非常に難しくなっていました。
そんなハワイ好きな日本人に少しでも、ハワイ気分を感じてもらおうと考え、
また喜んでもらえると考えたイベントの一つが「レストランFLYING HONU」となります。
FLYING HONUで利用している機体(A380)について
ハワイのホノルル便として2022年に就航3周年を迎えるはずだったのですが、
世相を反映してここ数年は飛ぶことすらできなかったのが、FLYING HONUです。
ハワイ語で「ホヌ」の愛称で親しまれるのが、ウミガメであり、ハワイでは神聖な生き物とされています。
ウミガメは見ると、幸福や繁栄が訪れると言われており、ハワイの人々にも愛される存在です。
そんなウミガメをエアバスA380に塗装した飛行機の愛称を「空飛ぶウミガメ」=「FLYING HONU」としています。
そんなFLYING HONUは全部で3機あります。
ハワイの空をイメージした、1号機の「ラニ」(ブルー)
ハワイの海をイメージした、2号機の「カイ」(エメラルドグリーン)
ハワイの夕日をイメージした、3号機の「ラー」(サンセットオレンジ)
そんな日本とハワイを結ぶ専用機体が「FLYING HONU」です。
2022年7月から、運航を再開すると発表され、
7月1日(金)から8月末まで、成田ーホノルル発ともに金・土の週2便をA380で運行する計画となっています。
(2022年5月発表)
そんな機体を余すことなく利用したイベントの一つが「レストランFLYING HONU」となります。
レストランFLYING HONUの概要
成田空港でチェックインをして、本当の旅行と同様に保安検査場などを通過したうえで、
滑走路から少し離れた空港内のエリアに3機並んでいるFLYING HONUにて、
機内の体験および機内にて機内食が振る舞われ、最後にお土産をもらえるというイベントになります。
このイベントはパターンAとよばれる機内体験後に機内食をいただけるパターンと、
パターンBとよばれる機内食をいただいた後、機内体験を行う、2パターンがありますが、
予約するプランによって、パターンが決まります。
プランは機内食体験をファーストクラスとするか、ビジネスクラスとするか、
プレミアムエコノミークラスとするか、エコノミークラスとするかを選ぶことができます。
もちろんプランにより費用は異なります。
プラン毎の料金について
2022年5月のイベントでは、
ファーストクラス利用:69,800円
ビジネスクラス利用:35,800円
プレミアムエコノミークラス利用:17,800円
エコノミークラス利用:9,800円
となっています。
ここで注目してもらいたいのが、エコノミークラスの料金です。
高いと感じるか、安いと感じるかは人それぞれかと思いますが、
飛行機好きや子供が楽しめるイベントとして支払う料金としては
決して高くない料金だと思いました。
そのように感じた理由について、以下体験レポートを紹介していきます。
FLYING HONUの体験レポート
私が今回参加したのはパターンAのエコノミークラスのプランです。
なお、食事は、+3,000円して、プレミアムエコノミークラスの食事に変更しました。
それでは、いくつかに分けて、当日の流れをご紹介します。
集合からチェックイン、搭乗ゲートまで
成田空港集合となりますので、成田空港までは自分たちで到着することが求められます。
成田空港には、国内線で移動する方、電車で移動する方、車で移動する方それぞれかと思いますが、
今回、車で成田空港まで移動をしました。
車で移動する場合、都内からのアクセスとしては、途中東京ディズニーランドを通過する形となるため、
そちらの渋滞などには注意が必要です。
当日も葛西周辺は東京ディズニーランドにいかれる方の渋滞が長くありました。
それ以外は、基本的には高速道路をひたすら突き進むだけですので、特に迷うポイントはないかと思います。
成田空港第一ターミナル1階がチェックインカウンターとなりますので、
車で行く場合は成田空港のP1またはP 5に駐車をすることとなります。
繁忙期などは駐車もできないこともありえますので、
成田空港の駐車場の予約サービスを利用することもご検討ください。
成田空港駐車場予約サイト
当日、予約はいっぱいでしたが、9時前に到着した時点では予約なしでも充分に駐車する余裕がありました。
(P5は満車表示でした)
9時20分になるとレストランFLYING HONUの専用カウンターで、チェックインを行います。
通常のチェックインと同様、名前と予約番号を伝えると、本物と同じくBOARDING PASSがもらえます。
専用カウンターといっても、通常の旅行の際に利用しているカウンターです。
隣では、大きな荷物を持った通常の旅行者の方がチェックインなどをされています。
そのまま、BOARDING PASSに記載されたゲートへ本物さながら
国内線の保安検査場を通過し、出発ゲートに向かいます。
出発ゲートに到着すると、フラダンスや、ウクレレ演奏などちょっとしたプチイベントが開催されます。
※少し子連れには長い時間に感じましたが、子供も一緒にフラダンスを踊ったりすることができます。
5歳時は、そんなイベントより早く飛行機を観たい、乗りたいと気持ちが早っていたので、
より長く感じたかもしれません。
搭乗ゲート通過から機内見学へ
BOARDING PASSに記載された搭乗時間は1010でしたが
ほぼ定刻の通り、搭乗開始案内がされ、飛行機が駐機している場所まで
通常の場合も利用するバスで移動を行います。
このとき、当然ながら他の飛行機なども見れるので、大人も子供もワクワクすること間違いなしです。
成田空港の端っこに上記で紹介した3機が駐機されており、
1機は機内見学用、もう1機はレストラン用、1機は眺めるようとして並んでいます。
機内見学については、
ゴム手袋を配られ15人ずつくらいのグループごとに移動を行います。
ゴム手袋をつけることで、機内どこでも触って良いですよといった形で案内されました。
機内に入る前に飛行機をガラス越しでなく、真下で写真撮影などが可能です。
これだけでも、子供は大喜びです。
そして、機内については、エコノミー、プレエコ、ビジネス、ファーストの順に座席見学ができ、
人生で座ることがないかもしれないファーストくらいなどの座席に実際に座って、
リクライニングなどの座席の体験が可能です。
実際に飛行機に乗って体験してみると、
飛行機に乗ってどこかに飛び立ちたいという気持ちになりました。
なお、A380には、ANA COUCHiiと呼ばれる、
隣接する席のレッグレストを上げて、3席もしくは4席分をベッドのように利用することができるシートがあります。
長時間のフライトで子供たちは落ち着いて座っててくれないと想像しますが、
このシートがあれば、快適に長時間のフライトを過ごせる一つになると感じました。
子供が小さいうちであれば是非活用したいと思いました。
機内食について
機内体験を終えると、もう1機の飛行機内で機内食をいただけます。
こちらの機内食は1年ほど前から準備した機内食だそうです。
機内食をいただく際は、BOARDING PASSに記載された座席に着席します。
3人または2人で申込をされている方は、窓側3席、
4人の方は真ん中4席、
それ以上の方はなるべく並び席になるよう座席割り当てをされているようでした。
機内では、本物さながらのアナウンスもされる中、
「今日は全く揺れませんので、ゆっくりお食事をお楽しみください」や、
機長からは「今日は運転していないため、コクピットから飛び出して、座席にお邪魔します」など、
ユーモアを交えながら、アナウンスがあり、楽しませてくれる内容となっておりました。
通常の飛行機内でのお食事と同様、食後にコーヒーなどもいただけます。
通常のフライトでは機内でCAさんが別のブロックもフォローし合うということがなされていると思うのですが、
最低限のCAさんを配置しているだけなので、
ハプニングは起こるものですが、お飲み物をこぼされる方もおり
CAさんは慌ただしく動いていらっしゃり、大変そうに見えました。
また、機内ではブロックごとにじゃんけん大会があり、
最後まで勝ち残った方には飛行機の模型のプレゼントがありました。
機長さんは、機内にきてくださり、気軽に写真に応じてくれ、子供もとても喜んでおりました。
最後に
機内食が終わりますと、順次飛行機から降りる流れとなり、
改めて、バスで搭乗ゲートまで移動し、お土産をいただいて、
イベントは終了となりました。
最後に、「ラニ」「カイ」「ラー」が見送りと写真撮影をしてくれます。
もし、子連れでいかれる場合、5歳くらいからであれば、大人も一緒に楽しめると思います。あまり小さいと待ち時間が少し退屈してしまう可能性があります。